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店舗デザインの前に考えること

空間をつくる前に、問い直してほしいこと

店舗を出店しようと決めたとき、

多くの人はまず「どんなデザインにしようか」と考えます。

雰囲気、色、素材、参考にする写真。

情報は簡単に集まり、イメージも膨らませやすい時代です。

しかし私たちは、店舗デザインに入る前に、

必ず立ち止まって考えてほしいことがあると感じています。

それは、「この店は、何のために存在するのか」という問いです。

店舗は、完成した瞬間がゴールではない

店舗は、工事が終わり、オープンした瞬間に完成するものではありません。

むしろ、そこからが本当のスタートです。

人が訪れ、働き、時間が積み重なっていく中で、

空間は少しずつ意味を持ち、街の風景の一部になっていきます。

CROPDESIGNでは、

街を豊かにし、人を豊かにすることを大きなミッションとして、

店舗設計に向き合ってきました。

一つの店舗が、その場所にどんな影響を与え、

どんな時間を生み出すのか。

そこまで含めて「店舗をつくる」という行為だと考えています。

 

「どんな店にしたいか」より先に考えること

デザインの打ち合わせで、

「どんな雰囲気が好きですか?」と聞かれることは多いと思います。

もちろん、それも大切です。

しかし、私たちが最初にお聞きするのは、もう少し手前のことです。

・なぜ、この店をやろうと思ったのか

・どんな人に、どんな時間を過ごしてほしいのか

・この街に、どんな存在として根づいていきたいのか

これらは、直接デザインの話ではありません。

けれど、この答えが曖昧なまま進んでしまうと、

空間はどこか借り物のようになってしまいます。

 

 

店舗は「街の一部」になる

店舗は、単体で完結するものではありません。

必ず、街や地域との関係性の中に置かれます。

立地、周囲の風景、通りの空気感、

そこを行き交う人たちの暮らし。

それらを無視してつくられた空間は、

どれだけ美しくても、長くは続きません。

CROPDESIGNでは、

「この店ができることで、街にどんな変化が生まれるのか」

という視点を大切にしています。

控えめでもいい。

派手でなくてもいい。

けれど、その場所に必要な存在として、自然に馴染むこと

それが結果として、

長く愛される店につながると考えています。

「映えるデザイン」は目的ではない

SNSの時代において、

「映えるデザイン」は強い力を持っています。

ですが、写真の中で美しく見えることと、

実際に居心地がいいことは、必ずしも一致しません。

長時間過ごすスタッフの動線、

何度も訪れるお客さんの視線や身体感覚。

そうしたものは、写真には写りにくい部分です。

私たちは、一瞬のインパクトよりも、

何度も通いたくなる感覚を大切にしています。

時間が経っても古びないこと。

むしろ、使い込まれることで魅力が増していくこと。

そのために、素材や構成、余白を慎重に選んでいます。

 

デザインは「答え」ではなく「結果」

CROPDESIGNでは、

最初からデザインを提示することはほとんどありません。

対話を重ね、言葉にならない想いや価値観を整理し、

その結果として、空間の形が立ち上がってきます。

つまり、デザインはゴールではなく、結果です。

だからこそ、完成した空間には、

その人、その店、その場所にしかない必然性が宿ります。

本当に考えるべきことは、シンプルです

店舗デザインの前に考えることは、

実はとてもシンプルです。

・この店は、誰のためにあるのか

・どんな時間を生み出したいのか

・その時間は、街や人を少し豊かにしているか

もし、これらの問いに

自分なりの言葉で答えられるなら、

デザインは必ず、それに沿った形になります。

 

CROPDESIGNは、その問いを一緒に考え、

空間として誠実に形にしていく存在でありたいと考えています。

店舗をつくることは、

街に一つの風景を増やすこと。

だからこそ、

デザインの前に、立ち止まって考えてみてほしいのです。

 


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