Anchor| Hair salon
STORY
計画地は、神戸の中心的な通りに面した、天井高の高い居抜き物件である。
オーナーは、これまで神戸のヘアサロンでスタイリストとして活躍されて
これまでの経験を活かし独立し開業する。
独立時はまだ売上が立っていないので、できるだけローコストで開業したい
しかし、妥協した店舗で営業するとスタッフの募集や集客の面で難しい。
そこで“最小の操作で最大の効果“をテーマに設計を進めることとした。
最小の操作とは、0から何かを生み出すには、非常にコストがかかってしまう。
その物件が持つ良さを見つけその良さを最大限伸ばし活かすこと。
また、一つの操作で複数の効果があることを意識した。
シャンプーブースの目隠しパネルを木製パネルに変更し天井高さを強調することで、
解放感を活かした。
同時に木を使うことで 落ち着きのある空間演出を実現した。
マテリアルを統一する事で、サロンのブランドイメージの向上を図ることができる。
また、シザーケースによる擦れキズの防止にも効果がある。
一つの操作で複数の効果を得ることに
そのことで、店舗はシンプルでかつブランドとしての統一感を得ることができた。
仲間と共に自分達らしいヘアサロンとして
新たなスタイリスト人生をスタートした。
DATA
type : Hair salon
location : kobe
scale:60.69㎡
date : 2018.05
photo : keishiro yamada